- 職業訓練校って、落ちるとかあるの?
- 資格スクールみたいに通いたいときに通えるんじゃない?
私もそうも思っていました。
そのため、資格スクールに申し込みをするのと同じように、求職活動もせずに職業訓練の窓口に申し込みをしに行ったほどです^^;
私が受講したかったのは、Web関係の講座。
HTMLやJAVAScritpなどHPを作成する知識を習得して、Web関連の仕事につきたい。
そんな思いで受講を申し込みました。
いま思えば、当たり前かもしれないなぁと思うことがあります。
そんな私が職業訓練に落ちた理由とその対策をまとめました。
私と同じ失敗をしてしまう人が1人でも減ることを願って。。。
- 職業訓練校に落ちる理由とその対策
- 職業訓練校に落ちた後のこと
- 職業訓練校の申込~受験までにそれぞれ注意したほうがよいこと
- 職業訓練校に落ちた人必見!再チャレンジする回数を増やす裏ワザ
- 実録!リモートワークで起きた人間関係が壊れた瞬間
- 失業手当の認定で副業の収入を正直に申告してみた結果
職業訓練に落ちた理由とその対策
私が職業訓練に落ちた理由は、はっきりとはわかりません。
そこで、もっとこうすればよかった!という後悔から、落ちた理由の可能性をまとめてみました。
職業訓練内容のリサーチ不足
受講したいジャンルの講座が、いつ・どこで開校されるのか、申込期限がいつまでなのか、またどんな内容なのかをリサーチはかなり重要です。
このリサーチを事前にしないと、
- そもそも受講したいコースがない
- あるけど場所が遠い
- あるけど内容が希望と少しずれている
なんていうことになりかねません。
入校時に退職していることが確定していれば、在職中でも申込することができます。
また求職登録していれば申込できる場合もあるので、退職時期も含めて、事前にスケジュールを立てることが大切です。
欠席・早退しないことの証明不足
全てのカリキュラムに参加できることを証明できないと、「欠席する可能性が高い」=「退校するリスクが高い」となりかねません。
- 小さい子供がいる
- 家族の介護をしている
- 自分自身の健康面に不安がある
もしあなたがこれらに該当する場合、それを補助する方法をしっかり持って、欠席リスクを最低限にできることをアピールしましょう。
その仕事に就きたいアピール不足
職業訓練校には訓練を受けたいという希望だけでは、入校できません。
職業訓練を受けて、その訓練内容を活かした仕事に就きたいことを、面接で具体的にアピールすることが重要です。
面接でこのコースを選んだ理由を質問されたときの、まずは悪い例を見てみましょう。
- 資格を取りたいから。
- その分野に興味があるから。
資格取得は、あくまでも就職するための手段です。
それが目的になると、就職したいアピールにはなりません。
また興味があるだけでは、仕事をしたいというより習いごとの延長としか考えていないと思われてしまいます。
それらを踏まえて良い例を考えてみました。
- 計算が得意なので、簿記資格を取得しその資格を活かして経理関係の仕事に就きたい
- パソコン作業が得意でデザインをすることにも興味はあるため、このコースで訓練しWebデザイナーになりたい。
さきほどよりは具体的に就職したいアピールができていると思います。
そのコースでどんなことが学べるのか、資格取得を目指せるのかをカリキュラム内容がわからないと回答できません。
そのためにも、見学会へ参加しカリキュラム内容、卒業生の就職先などを確認することが必要です。
私は特にこのアピールが足りなかったと感じています。
具体的にどのような会社に就職したいのか、また業務時間や勤務場所も、就職後のイメージがしっかりできず、伝えることができませんでした。
このアピールは特に重要ですので、このコースを選んだ理由と学んだ知識を活かした仕事に就きたいことを具体的にアピールできるようにしましょう。
職業訓練校に通うまでの流れとそれぞれの対策
- 仕事探しの相談
- 職業訓練窓口に相談
- 職業訓練校の見学会に参加
- 職業訓練校に面接の申し込み
- 職業訓練校で面接
- 面接合格したら通学
1.お仕事探しの相談をする
職業訓練校の相談の前に、お仕事探しの相談をハローワークでする必要があります。
職業訓練校に通うには、その仕事に就くために必要な知識が足りないから職業訓練校に通う必要がある、ということをハローワークから認定される必要があるからです。
職業訓練校に通うために、なんでもよいから通えるコースを探すというのはNGです。
そのため、まずはハローワークで求職相談をしてください。
その際に職業訓練について相談することがスタートになります。
2.職業訓練窓口に相談する
就きたい仕事に足りない知識を学ぶために職業訓練校への入学が必要だということがわかったら、
次は職業訓練の相談窓口へ相談する必要があります。
どんな職業に就きたいのか、その職業に必要なスキルを学ぶために、こういう講座を受講したい、ということを相談します。
すると、直近のその講座の開講予定や開講場所を教えてくれます。
ただハローワークではその管轄の都道府県内の情報しか教えてもらえません。
もし近隣の都道府県に通うことができる場所にお住まいなら、
ハロートレーニング コース情報検索のサイトで全国の募集前・募集中・募集終了したコースを調べることができます。
事前に調べることが大事だよ。
ちなみに私はWeb関連の仕事をしてみたい、と相談しました。
アラフォーの私が今からWeb関連の勉強なんて、かなり無謀に思えますよね。
勉強はできたとして、どのくらい仕事の需要があるかはかなり未知でした。
そんな無謀な挑戦も、窓口の方は特に苦言を言うわけでもなく、きちんと対応してくれました。
そんなの無理だろうなぁと諦める前に、一度相談してみると良いですよ。
パンフレットを見ると、希望のコースのうち、通えそうな訓練校が1つだけありました。
座学+実技+企業研修で計4か月のコースでした。
そこで訓練実施校に直接電話して説明会参加の申し込みをしました。
ところで、やりたい仕事の応募条件って確認しましたか?
年齢の壁・経験年数の壁・通勤時間の壁など、職業訓練校に通うだけではクリアできない壁もあります。
まずはやりたい仕事の応募条件がどんなものなのか、
ハローワークだけでなく、様々な求人サイトも参考にしましょう。
3.職業訓練校の見学会に参加する
受講の申込期限までに、見学会は3回ほどあります。
見学会に参加をしないと、受講申込ができません。
参加しなくても申込できることもあるようですが、面接では必ず質問されるため参加はした方が良いでしょう。
説明会は1時間ほど。
私が参加した見学会の流れはこちらでした。
- 訓練のカリキュラムや企業研修について説明
- 実際に訓練をしているところの見学
- 質問タイム
私が気になっていたのは、企業研修のこと。
私の住まいは東京なのですが、東京のどの地域の企業に研修に行くのかがすごく気になっていました。
Web関連の企業であれば、おそらく都心ではあると想像はしていました。
詳しい場所は教えてもらえませんでしたが、少なくても自宅から訓練校までの距離以下であれば通えるな・・・と安心しました。
実は他にも気になるコースがあったので、見学会だけ参加してみました。
それが母子家庭向けに公共職業訓練がe-ラーニングで受講できるというコース。
ただコースは限られており、簿記やFPなどのコースのみでした。
でも母子家庭向けに新設されたということなので、情報収集のためにも見学会だけ参加してみました。
実際には申込者がほとんどいないので、開講できる見通しがたっていないということでした。
今後、いろいろなコースを公共職業訓練としてe-ラーニングで受講できるようになるといいですね。
コースによって年齢層やおおよその応募人数が把握できるので、いくつか見学会に参加してみよう。
3.実際の申し込み
見学会に参加したら、今度は受講の申し込みです。
同時に複数のコースに申し込みすることはできないので、慎重に選んでください。
申し込みに必要なものは3つ。
事前に用意しておく必要があります。
◆申込時に必要なもの◆
- 受講申込書
- キャリアプランシート
- 合否通知を返送する用の封筒
どんな仕事をしたいのか。
志望動機はなにか。・・・など。
仕事の面接と同じように、なぜこのコースを受講したいのかをしっかり自分の言葉でまとめる必要があります。
キャリアプランシートは職業訓練の窓口の人がチェックをしてくれて、さらにアドバイスももらえます。
まずは書いてみて、アドバイスに沿って修正するという流れになります。
ちなみにキャリアプランシートをチェックしてもらうことで、キャリアコンサルティングを受けたことになり、失業認定の求職実績の1回分としてカウントされます。
受講の申し込みをするだけでは、求職実績にはカウントされないので注意してください。
申し込みに必要な書類の準備ができたら、早速申し込みです。
月ごとに申込期限は決まっていますので、期限までに申し込みに行く必要があります。
◆申込の流れ◆
- 職業訓練の窓口で申込書類を提出し、書類のチェックをしてもらう。
- チェックが終わったら、面接予約を窓口の電話からする。
- 面接の日付と時間と受付番号をメモして申込終了
なるべく早めに申し込みに行った方が、待たずに済むのでおすすめ!
4.職業訓練校での面接
面接の日程は申し込みをしてから1~2週間後くらいになることが多いようです。
面接ということで、気になるのは服装ですよね。
やはり仕事に直結する職業訓練校ですので、仕事の面接と同等の心構えは必要です。
特に指定はされませんでしたが、やはりスーツがベストです。
スーツではなくても、少なくともジャケットは着用しましょう。
カジュアル過ぎる格好だとかなり浮きます。
面接は面接官2名と私の2対1でした。
提出したキャリアプランシートを元に質問されるため、面接前にどんなことを書いたか予習しておきましょう。
◆面接時間:15分ほど
◆面接官:2名
◆質問内容
- 氏名、生年月日、住所
- 志望動機
- 前職のことや退職した理由
- このコースを受講したい理由
- 企業実習は希望しているところに行けるとは限らないけど大丈夫か・・・など。
あくまでも私の場合になりますが、こんなことを質問されました。
特に企業実習については、私がシングルマザーで娘がまだ2歳だからなのか、かなり細かく聞かれました。
保育園の延長保育のことや子供が熱を出したときの預け先もろもろ。
私は子供が熱を出した場合の預け先を病児保育園以外、考えていませんでした。
両親もいないこと、親戚も近くにいないこともあって、それ以外の預け先が思いつかなかったというのが正直なところです。
企業実習もそうですが、職業訓練校の授業の欠席は、失業手当の受給額に影響がでるだけでありません。
最悪の場合、退校になる可能性もあります。
特にお子さんがいる場合は、お子さんが保育園をお休みした場合の預け先をしっかり確保してください。
面接の後は・・・
面接の結果は、2週間ほどで郵便で届きます。
私は不合格でしたので、合格した場合はわかりません。
ただ申し込み時に92円切手を貼って封筒を提出しますので、合格した場合は通学に必要な書類が入っているのでしょう。
残念ながら不合格の場合は、紙1枚。
「選考の結果、ご希望に添えず申し訳ございませんが・・・」というお手紙が入っていました。
公共職業訓練の申し込みは、失業手当の受給期間だけですので、私はチャンスが1回しかありませんでした。
通常、失業手当の待機期間は3ヶ月ほどあると思いますが、私は訳あってその待機期間がありませんでした。
待機期間がなかった分、公共職業訓練に申し込みするチャンスも1回しかなかったということです。
職業訓練校に落ちないための対策まとめ
- 受講したい講座が申込する時期にあるとは限らない。
退職時期も含めて、事前にスケジュールを立てよう。 - 見学会は行ける限り複数参加して、ライバルチェックや職業訓練校の雰囲気を確認しよう。
- 面接の服装はスーツがベスト。最低でもジャケットがないと浮くぞ。
- 欠席リスクがあるなら、欠席リスクを最低限にできることを面接でアピールしよう。
- 職業訓練を受けて、その訓練内容を活かした仕事に就きたいことを、面接で具体的にアピールしよう。
職業訓練に落ちた私のその後・・・
ちなみに職業訓練に落ちた私ですが、今は在宅で事務代行の仕事をしています。
在宅のお仕事を通してWebだけでなくプログラミングの勉強もさせてもらっています。
在宅ワークの仕事内容、お給料については「>>在宅ワーママになりたいシングルマザー必見!!在宅ワークのリアルな仕事内容とお給料」で詳しく解説しています。
また職業訓練校に落ちてしまい、失業手当の給付期間も終わってしまった。
だけど職業訓練校に再チャレンジする方法を、職業訓練校の窓口の方に確認しました。
再チャレンジ方法については、「職業訓練校に落ちた人必見!再チャレンジする回数を増やす裏ワザ」で詳しく解説しています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
- 職業訓練校に落ちた人必見!再チャレンジする回数を増やす裏ワザ
- 実録!リモートワークで起きた人間関係が壊れた瞬間
- 失業手当の認定で副業の収入を正直に申告してみた結果