シングルマザーの仕事

医療事務の仕事内容…本音をいえばおすすめできない3つの理由

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女性に人気資格の医療事務。
資格を取ろうと思ったことがある人も多いのではないでしょうか。

確かに、医療機関で働くお医者さんや看護師さんなどの専門職と比べて、
資格取得まで短期間で取れるので、病院で働きたい人には魅力的な資格です。

せっかくお金を払って資格を取るなら、仕事としてやりがいがあってお給料もよい仕事をしたいですよね。

医療事務の資格が魅力的なのにはワケがあります。

  • 最短3か月くらいで資格が取れる
  • 受講料が安い
  • 試験がそれほど難しくない(テキスト持ち込み可能)

資格を取得するという目的であれば、確かにとても魅力的です。

ただ・・・あくまでも私の意見ですが、
シングルマザーやワーキングマザーには、医療事務のお仕事はおすすめできません。

さなくら
さなくら
なぜおすすめできないか・・・経験者の話を交えながら解説します!
この記事でわかること
  • 医療事務の仕事の本音
  • 医療事務の仕事がおすすめできない理由
  • 医療事務よりおすすめな事務のお仕事

医療事務の仕事内容はきつい?元スタッフの本音

資格をとるのはそれほど難しくない、医療事務。

資格を取ることで手に職を持てると希望を持っているところ恐縮ですが・・・

仕事内容は・・・正直いって接客業です。

もちろん事務としてのお仕事もありますが、
接客をしながら事務作業もするというのが実情です。

もちろん接客業も立派な職業です。
でも資格をとって、それを活かして仕事をしようという意識が高い人にとっては、
理想と現実のギャップに悩む可能性があります。

また普通の接客と違って、体調が悪かったりけがをしていたり、
気持ちがナイーブな方も少なくありません。

そのため、クレームを言われてつらい思いをすることもあります。

さなくら
さなくら
もちろんどんな仕事でも大変なのは一緒ですけどね

私は医療事務の資格学校で働いていたのですが、実際に医療機関で働いているスタッフの話を聞く機会がありました。

スタッフが口をそろえて言うのが、「内勤になりたい」ということです。

どういうことかというと、病院で働くより資格学校の中で仕事をしたいということです。

例えば、医療事務の講師をしたり、医療事務の仕事を紹介したりするお仕事です。

またもう少し専門的なお仕事としては、医療事務システムの導入のお手伝いというのもありました。
今まで手書きで対応していた病院や新設された病院にシステムを導入し、その使い方などを教える仕事です。

せっかく医療事務の資格をとったのだから活かしたい!と思いますよね。

でも少なくても私が見てきた総勢100名近くの医療事務のスタッフは、
病院の仕事がつらい、きついと思っている人が多かったです。

なんでこんなにきつい、つらいと思う人が多かったかというと・・・

資格学校で紹介している病院やクリニックは、初心者でも受け入れてくれるんですね。
でも初心者に優しいかというとそうでもない。

人がどんどん辞めていくから猫の手も借りたい状態の病院・クリニックが多かったです。

そのため、仕事を丁寧に教えてもらえるなんて甘い考えでいると、メンタルがついていけません。

さなくら
さなくら
自分で勉強して仕事を覚えるしかないと思った方がよいです。

そんなつらい仕事でも私の友人は医療事務のスタッフに再就職をしました。

50代、ブランクは10年ほど。
医療事務スタッフの経験は7年ほどありました。
でも・・・資格は持っていません。

資格なしで経験が多くあるということで、
ブランクがあっても50代でも再就職ができるって、結構すごくないですか?

医療事務の現場は、即戦力を求めているんですよね。
これから始めようと思うなら、資格より経験ということを頭の片隅でよいので置いてください。

さなくら
さなくら
つまり少なくても2~3年は経験を積む期間としてとらえて、多少つらくてもがんばる。
そして、その経験をもってもっと良い条件の病院やクリニックに転職をしてもよいと思います。

医療事務をシンママにおすすめしない3つの理由

医療事務の仕事内容はつらくても経験さえ積めばよい条件の病院やクリニックに転職できるかもというお話をしました。

また経験さえあればブランクがあっても50代でも再就職できるケースもあることを紹介しました。

でも・・・

もしあなたがシングルマザーの場合は、これから医療事務の資格を取ることはおすすめできません。

さなくら
さなくら
なぜおすすめできないか、3つの理由をお話します。

お給料が安い

医師や看護師、薬剤師とは違って、医療事務は資格がなくても仕事はできます。

だから、というわけではありませんが、お給料はあまり高いものは望めません。

だいたいは最低賃金くらい、東京都であっても良くて1000円スタートが多いでしょう。
※都道府県によって差はあります。

正直言うと、派遣社員で事務をやるより時給が安いケースも多いです。

私は30代前半のころ、医療事務の資格を取得して就職活動をしたことがあります。

そのときに、厳しい現実をみました。

  • ハローワークで仕事を探してみるとだいたい募集しているのは経験者のみ。
  • なんとか初心者お断りではない病院を見つけても、書類選考でアウト。
  • 資格学校で紹介される仕事は、最低賃金で残業も多い職場ばかり。

資格を取っても、仕事がない。
あっても高校生のアルバイトと同じくらいの時給。

資格を取る前に、医療事務の仕事についてもっと調べておけばよかった・・・後悔しました。

さなくら
さなくら
せっかく資格をとったのに、お給料が安い。
アルバイトレベルの時給でシングルマザーのあなたが生活するのは決して楽ではないでしょう。

月末月初の残業は避けられない?!

毎月10日までにレセプト請求を完了する必要あるため、月末月初は多くの現場では残業をするのが当たり前となっています。

レセプト点検だけの募集もあるくらいです。

資格学校で働いていた時も、医療事務経験があるスタッフはレセプト点検のヘルプに行くこともありました。

さなくら
さなくら
通常の業務に加えて、レセプト点検もするため、業務時間内に対応するのはなかなか難しいですよね。

月末月初は残業があることを考えると、保育園のお迎えなどを誰かに頼まなくてはなりません。

あなたのご両親が近くにいて、送り迎えをしてくれるなら問題はありません。

もし頼る人がいないのであれば、ファミリーサポートを利用するというのも1つの手になります。

ただ謝礼金をお支払いすることになります。

参考までに私の住まい(東京郊外)のファミリーサポートは
こども1人につき「1時間700円~900円」です。
2人目以降は半額になります。

医療事務の時給を考えると、残業代はほぼファミリーサポートの謝礼金に消えてしまいます。

このことからも特に子供の送り迎えをしてくれる両親などがいないシングルマザーには
医療事務のお仕事はおすすめできません。

女性だらけの職場で精神的につらい

医療事務の現場は女性だらけ。

長く続けるには、やる気だけでなく精神力も必要です。

私の友人は資格なしで医療事務の仕事を長年していたのですが、
先輩スタッフからのいじめは日常茶飯事だったそうです。

  • わざと仕事を教えずにミスをさせる
  • 自分のミスをいじめ対象の人のせいにする
  • 聞こえるように悪口をいう
さなくら
さなくら
なんとも大人として恥ずかしい。

ただこれ、友人の職場だけが特別というわけでもないようです。

私は医療事務の資格学校でお仕事の紹介もしていました。

営業さんから聞いた裏事情では、大きな病院より、
クリニックの方が人数が少ないので、女性関係のこじれはひどいものらしいです。

特にお局がいる職場は、新しい人をとにかくいじめるため、
人が定着しないという話も聞いたことあります。

さなくら
さなくら
こんな職場ばかりではないと思いますが、
女性ばかりの職場であることは心しておいた方が良いでしょう。

医療事務以外でなにがおすすめ?

医療事務のお仕事以外で、シングルマザーにおすすめなお仕事をご紹介します。

  1. とにかく事務作業が好きなら:在宅で事務代行
    【在宅ワーク】事務代行ってどうなの?実際の給料と仕事内容を大公開
  2. 今の仕事を続けながら+@のお給料が欲しいなら:すき間時間に副業
    スマホで稼げる【副業】4選!時給でいくらかも計算してみた!
    副業するなら在宅でデータ入力!すき間時間に月3万円稼いでいる方法
  3. 外でバリバリ働きたいなら:生命保険会社の営業
    保険屋の仕事はきつい?それでもシングルマザーが目指すべき5つの理由

まとめ

シングルマザーに医療事務のお仕事はおすすめできません。

ただあくまでもとりあえず何か資格を取りたいという理由だけで
医療事務の資格をとろうとするのは、おすすめできないということです。

もし病院の受付で働きたい!ということであれば様々なデメリットも考えつつ、
チャレンジしていただきたいとは思います。

私は、シングルマザーになってからいろいろな仕事を経験したり調べたりしました。

その中で、現在の在宅でできる事務のお仕事に落ち着きました。

子供との時間を大切にしつつ、仕事も家事も両立できるいまの環境を選んでよかったと思っています。

さなくら
さなくら
子供との時間を大切に、自分の時間も大切にできる、
そんなお仕事が見つかるとよいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

さなくらのプロフィール

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40代のシングルマザー。
借金生活から在宅ワークで収入を増やし、子供に「おかえり」と言える環境を実現。
お金と仕事と育児に悩んだ経験をもとに、同じ悩みを持つ方に向けてノウハウを発信しています。
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