シングル家庭にとって、ありがたい制度のひとつ、児童扶養手当。
- 所得の計算とかよくわからない。
- 年収と所得ってなにが違うの?
- 結局、私はいくらもらえるわけ?!
これからシングル家庭になる方や
転職を考えている方にとって、
児童扶養手当がいくらもらえるかによって、
生活がずいぶん変わる方もいると思います。
そこで、2021年版の年収別でざっくりとした児童扶養手当の金額を計算してみました。
おおよその金額がわかるだけでOKという方には、時短になりますよ。

はじめてもらう方の児童扶養手当の金額
シングル家庭1年目の方は、想定より少ないかもしれません。
シングル家庭となる前、
お子様はパートナーの扶養に入っていた方が多いと思います。
また未婚のシングルマザーの場合は、
前年度はお子様が産まれていない=扶養家族はいなかったという方も多くいると思います。
*ご両親など親族を扶養家族としている場合は別です。
つまり、シングル家庭1年目の方は、扶養家族にお子様の数を入れずに計算します。
そのため、所得の上限が低くなり、児童扶養手当の金額も低くなります。
ちなみに、養育費も計算に入れません。
多くの場合、前年はまだ養育費をもらっていないはずですから。
児童扶養手当の年収別一覧
下記の条件で、児童扶養手当を10万円刻みで計算してみました。
- 児童扶養手当を受給できる条件が揃っている
- 会社員などで収入は給与だけ。
- 確定申告はしていない。
- 扶養家族の人数=子供の人数
- 母子ともに障がい者ではない
- 受給者本人が学生ではない。

児童扶養手当を満額で受給できる年収のボーダーラインは、120万~130万円。
児童扶養手当を受給できる上限のボーダーラインは、310万~320万円になります。
*2021年、児童扶養手当の計算方法に一部変更がありました。
*下記一覧は計算方法変更を反映しています。

シングル家庭2年目以降の方の児童扶養手当の金額
シングル家庭2年目以降の方は、養育費の8割を所得にプラスして計算することになります。
*難しい計算はここでは割愛します。
養育費は、元パートナーとご自身の年収によって取り決めをすると思いますが、
ここでは、月4万円と月6万円を養育費としてもらっているケースで計算をしてみました。
月4万や月6万以外の金額を養育費としてもらっている場合は、
控除後の金額+1年間の養育費の80%を計算し、
それに対応する養育費0円の金額を参考にしてください。
例えばあなたの年収が200万円、子供1名、月5万円の養育費なら、
5万 × 12カ月 × 80% = 48万円
年収200万円の控除後の金額は114万円なので、
114万 + 48万円 = 162万円
控除額の欄で近い年収270万円、控除後の金額163万円なので、
児童扶養手当は、25,628円くらいだな、という感じです。
その他、下記の条件で、児童扶養手当を10万円刻みで計算してみましたので、参考にしてください。
- 児童扶養手当を受給できる条件が揃っている
- 会社員などで収入は給与だけ。
- 確定申告はしていない。
- 扶養家族の人数=子供の人数
- 母子ともに障がい者ではない
- 受給者本人が学生ではない。
子供1名
児童扶養手当を満額いただけるボーダーラインは、
- 養育費0円で150万~160万円
- 養育費月4万円で110万~120万
- 養育費月6万円だと表にはありませんが、年収80万~90万円
児童扶養手当を受給できる上限の年収は、
- 養育費0円で360万~370万円
- 養育費月4万円で290万~300万
- 養育費月6万円で年収260万~270万円


子供2名
児童扶養手当を満額いただけるボーダーラインは、
- 養育費0円で210万~220万円
- 養育費月4万円で140万~150万
- 養育費月6万円で年収120万~130万円
児童扶養手当を受給できる上限の年収は、
- 養育費0円で410万~420万円
- 養育費月4万円で350万~360万
- 養育費月6万円で年収310万~320万円
*2021年、児童扶養手当の計算方法に一部変更がありました。
*下記一覧は計算方法変更を反映しています。


子供3名
児童扶養手当を満額いただけるボーダーラインは、
- 養育費0円で260万~270万円
- 養育費月4万円で200万~210万
- 養育費月6万円で年収160万~170万円
児童扶養手当を受給できる上限の年収は、
- 養育費0円で460万~470万円
- 養育費月4万円で400万~410万
- 養育費月6万円で年収370万~380万円
*2021年、児童扶養手当の計算方法に一部変更がありました。
*下記一覧は計算方法変更を反映しています。


