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シングルマザーが「解約した保険」と「解約した理由」|元保険屋の体験談

スマホで保険を検索する女の子
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さなくら
さなくら
保険ってたくさん種類があってよくわからない。
いろいろ入ると保険貧乏になりそう。
シングルマザーにとって必要な保険ってなに?

確かに保険ってよくわからないですよね。
私はよくわからないから、30歳を過ぎるまで保険には何も入っていませんでした。

30歳を過ぎて、ようやくそろそろ保険入らないとヤバい?と思い、保険屋の友達に勧められた保険を契約しました。
その後もその友達に勧められるまま、契約したり特約を追加したりしていました。
友達が勧める保険なんだから間違いないだろう。
そんな風に思っていました。

数年後に保険屋になった私は、友達が勧めた保険の内容をやっと知り、愕然としました。

さなくら
さなくら
私のための保険じゃない。
彼女の成績のための保険だったんだ。

もちろん私にもしものことがあれば、必要な保障もありました。
でもいらない保障もたくさんありました。

シングルマザーとして保険屋になった私は、今の自分にとって必要な保険に絞って、保険の整理をしました。

この記事では、そんな私が整理した保険についてまとめています。

あなたの契約している保険、本当にあなたにとって必要な保険になっていますか?

シングルマザーが解約した保険① 定期の生命保険

さなくら
さなくら
えっ?
シングルマザーなのに、生命保険解約しちゃって良いの?
もしものとき、どうすんのさー

安心してください。
解約してもっと良い保険に乗り換えただけです!

シングルマザーは子供が独り立ちするまでは、絶対に必要な生命保険。
あなたにもしものことがあったときに、子供の生活費や学費などまとまったお金を残したいですよね。

それでは、元保険屋の私がどんな生命保険を解約して、どんな保険に乗り換えたのかご紹介します!

解約した保険の内容

  • もしも、私が死んだら1500万円の保険金が娘に支払われる生命保険。
  • 10年ごとに更新するタイプで、10年後には保険料がかなり上がる予定。

保険金は自分が支払える保険料で決めました。
終身保険より定期保険の方が、安い保険料で大きな保障を得られるので、10年更新でも定期保険を選びました。

解約した理由

  • 10年後の保険料をよく見てみたら、えらい高かった。
  • 自分にぴったりな保険を他に見つけた。

定期の生命保険は、娘が産まれてすぐに学資保険と併せて契約した保険です。

契約した時は、10年後に保険料が上がっても、その時に保険金を調整すれば、保険料はそれほど上がらずにすむと言われました。

そんなもんかぁと思い、単純な私は他の生命保険の見積をすることなく、決めてしまいました。

これが失敗。
良いと言われたから契約したけど、よくよく考えたら、

  • なんか保険料高くない?
  • 10年後って、娘まだ10歳だけど保険金を下げて保険料安くするとか本当に意味あるの?

こんな感じでなんかすっきりしない気持ちになりました。

ショップの店員に「お似合いですぅ~」っておだてられて買ったけど、
「あれ?これ本当に私に似合ってる?」って家に帰ってから後悔するパターンと一緒ですね。

私は気づくまでに1年近くかかってしまいましたが(笑)

定期保険って、掛け捨てなんですね。
解約したら、保障もなくなるし、お金も戻ってきません。

私は保険金1500万円の安心を、毎月5000円くらいで買っていました。
しかも10年後には、保険料が1.5倍くらいになる計算でした。

安心を買うには相場よりかなり高い。
10年後に保険料がさらに高くなる。

勤めていた会社の保険だったため、保険屋をやっている間は、解約するのは気が引けたので、退職してから解約しました。

ただ解約して、保障がなくなるのはシングルマザーとしては、やはり不安です。

そこで、他の保険を調べてみました。
今はスマホで簡単に比較ができますもんね。

乗り換えした保険

いろいろ比較した結果、東京海上日動あんしん生命の「家計保障定期保険NEO」に乗り換えることにしました。

◆選んだ理由◆

  • 10年更新ではなく、「娘が成人するまで」など任意の期間で契約できて、その間保険料は上がらない。
  • 病気やけがで働けなくなったときも、保険金が支払われる。
  • 保険料が安くなった。(月:5000円→4400円)
  • クレジットカードで支払いができる。

一番の理由は、保険料が安くなったこと。
月々の保険料が600円安くなるということは、
1年で7200円、10年で72000円も安くなります。

保険はマイホームの次に高い買い物と言われます。
生涯支払う保険料を考えると、月々の多少の違いは大きな差になります。

ただこの保険、2点デメリットもありました。

  • 保険期間が最長75歳まで
  • 死亡保険金が年々減っていく

10年更新の定期保険は80歳まで更新できました。
また死亡保険金もずっと変わりません。
ただ・・・80歳の頃には保険料を考えると、恐ろしいですけどね。
定期保険は、終身保険より安くて大きな保障が得られることが特徴です。
「大きな保障が必要な時期=子供が一人立ちするまで」と考えれば、子供が大学卒業する22歳までの間の保障で十分です。

また必要な保険金もどんどん減っていきます。
子供が0歳だと22年分の生活費などを考えなくてはなりません。
子供が10歳になれば12年分、15歳になれば7年分といった形です。

お金に余裕があれば、なるべくたくさん保険金を残すことを考えても良いでしょう。
でも定期保険はあくまでも「もしもの備え」です。

収入とのバランスを考えて、適度な保険料、必要最低限の保険金にすることが大切です。

シングルマザーが解約した保険② 定期の医療保険

さなくら
さなくら
医療保険も解約しちゃったの!?
入院したらお金、どうすんのさ~

保険解約した当時、私の医療費の負担はゼロでした。

普通は3割ですよね。
シングルマザーの場合、収入によってゼロ、もしくは1割の負担で済みます。

保険適用内の医療費はゼロなので、保険適用外の分だけ考えればよかったのです。
収入とのバランスを考えて、保険を解約し解約返戻金をその分として貯蓄したほうが得策と考えました。

それでは、私が解約した保険についてご紹介します!

保険の内容

  • 入院したら日額3000円
  • 手術したら、保険適用内なら全額保障
  • 先進医療2000万まで全額保障
  • 定期死亡保険
  • ケガをして通院したら5万円
  • 10年更新で、保険料はどんどん高くなる。

かなり最低限の内容にしました。
これでも大分減らしたんですよ。
いま流行りの通院保障は、私が帝王切開していたせいで、3年間は保障なしみたいな条件つき保障になってしまったので、つけていません。

解約した理由

  • 定期の保険なので、どんどん保険料が高くなる。
  • 解約返戻金が残っているので、それを保険料ではなく貯蓄したい。

保険料は7000円くらいだったのですが、転換制度を利用して、実際に支払っていた保険料は2500円くらいです。
毎月の差額4500円分は、保険料としてこのまま充当することもできました。

>>国内生命保険会社の医療保険だけど、月2500円未満で契約できたワケ

ただ解約すれば解約返戻金として戻ってくることがわかったので、解約することにしました。

定期の医療保険のメリットは、見直しができるということ。
確かに、医療の進歩によって入院期間が短くなったり、手術しなくても薬だけで治ったり、病気の治し方もどんどん変わっています。

今後もどんどん医療の進歩によって、保険の在り方も変わっていくと思います。

でもね。
そもそも日本には、国が国民の健康を守ってくれてるわけですよ。
毎月払っている、健康保険料だけでもだいぶ治療費の補填はできています。
それに高額な医療費がかかっても、一定金額以上は支払う必要がないんです。

問題は保険適用外の分をどうするかってことです。
差額ベッド代、食事代、保険適用外の治療費などは100%自己負担です。

この分を保険で賄うか、貯蓄で賄うか、どちらかになります。

貯蓄が十分にあるなら、医療保険に入る必要はありません。
ただ、貯蓄があまりないなら、やはり医療保険に入った方が良いです。

なんて言っておきながら、私は医療保険にいまは入っていません。
解約返戻金をそのまま貯蓄しているので、今のところは必要がないと感じているからです。

ただ医療費負担がゼロから1割になったことと、がんの備えは気になるので医療保険に入ろうか考え中です。
収入とのバランスでよい保険が見つかったら、またご紹介します。

シングルマザーはまずは保険の内容を知ろう!

私が保険屋をやっていた時に思ったのが、自分が入っている保険の内容を知らない人が多い、ってことです。
保険金が「どんな時に・いくら・誰に」支払われるか把握できていない人、結構いるんです。

あなたの保険理解度は?
  1. どんな時に、保険金が支払われるかわからない。
  2. 保険金がいくら支払われるかわからない。
  3. 保険金が誰に支払われるかわからない。
  4. 解約したらお金が戻ってくるかわからない。
  5. 保険料がいくらなのか正確に覚えていない。

いかがでしたか?
1つでも当てはまるなら、いますぐあなたの保険の内容を確認してください。
ムダな保険に入っている可能性大ですよ!

保険内容の確認方法は、いくつかありますが、代表的なものを3つ紹介します。

  • 保険証券
  • 契約している保険会社に問い合わせる
  • 保険会社のWEB上で確認する(保険会社によってはできない場合もあります。)

確認したけどよくわからなければ、専門家に無料で診断してもらうこともできます。


保険は、正しく理解すれば怖いものではありません。
もしもは起きると考えて、あなたとお子様の安心を、ムダなく手にいれてくださいね。

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