シングルマザーになって悩んだものの一つが、家のこと。
そう思う方も多いのではないでしょうか。
でも、私は公営住宅は辞めておくことにしました。
今はマイホームを購入し、満足度の高い生活ができています。
マイホームなんて無理だよ~
かつての私もそうでした。
でも、公営住宅に住んでいた私の両親や友人のシングルマザーが苦労するのを見ていて、
私には無理だな~とおもいました。
そんな経験から、公営住宅を避けた方が良い人の特徴5点をお届けます。
まずは結論から。
- 住みたい場所が決まっている
- リモートワークがしたい
- 手先が不器用
- 他人の生活音にストレスを感じる
- 目標はたいてい到達できずに終わる
逆のことをいうと、これらに当てはまらない人は、
公営住宅を狙った方が固定費がぐっと下がるので、生活費が楽になります。
実体験を元にはしていますが、完全に私見となります。
それでは、それぞれ詳しくご紹介します。
1.住みたい場所が決まっている
住みたい街ランキングで上位の場所ということではなくとも、自分にとって生活しやすい場所がある方もいると思います。
- 職場までの距離
- 子供の学校
- 両親の近くに住みたい
- 近くに趣味仲間がいる
- お気に入りのお店が近くにある
- 住んでいるだけでテンションが上がる
などなど。
その場合、住みたい場所に、公営住宅があればよいのですが、必ずしもそうではないですよね。
- 住みたい公営住宅に空きがあるとは限らない。
- 空きがあっても抽選で当たるとも限らない。
実は、一度だけ公営住宅に試しに応募してみたことがあります。
抽選方式ではなく、ポイント方式という住宅困窮(こんきゅう)度によって判定されるもの。
現在の家の広さ、家賃、収入などから判断され、2つの募集住居に対して、私が入居できる優先順位は80番目でした。
公営住宅ならどこでもよい、ということであれば攻略のしがいもあったかもしれません。
でも私はそれをしませんでした。
なぜか。
「公営住宅に住む」より「住みたい場所に住む」価値の方が高いと感じたからです。
その一番の理由は、「人・仲間」です。
子育てをお互い助け合ったり、良い知識を教えあう仲間が近くにいるということは、なによりも安心感を得ることができます。
考え方やスキル・経験値は、生まれ持ったものより、環境が大きく関係するといわれています。
- 自分や子供にとってより良い関係、より良い環境。
- 住宅にかけるお金。
この2つのちょうどよいバランスを探したいですね。
2.リモートワークがしたい
5年間リモートワークをしてきた私が思う、リモートワークをするうえで、大事なことは「仕事環境」です。
例えば。。。
- 背もたれのしっかりとしたチェア
- 作業スペースが確保されたデスク
- 適度な明るさの照明
確かにこれらがなくても仕事はできます。
でもないと、身体にかなりの負担を強いることになります。
厚生労働省による「自宅等でテレワークを行う際の作業環境整備のポイント」を見ても、10㎥=約6畳は必要とされているようです。
厚生労働省「自宅等でテレワークを行う際の作業環境整備」より抜粋
私は、公営住宅ではありませんが、古くてせまい賃貸マンションに住んでいました。
そのため、十分な広さの仕事スペースを確保できず、リビングの小さな机と座椅子で仕事をしていました。
結果、
- 視力が落ちまくり、愛用していたコンタクトは最高度数でも見えない
- 椎間板ヘルニアで片足麻痺(治りました)
- ストレートネックで頭痛持ち
- 右手首の骨が原因不明でボコって凹んでる
- ・・・おなかになぞの浮き輪(脂肪)が
散々です。。。
公営住宅は、家族の人数に対して最低限の広さの住居のため、スペースにも限りがあります。
公営住宅に住む友人のシングルマザーは、ベランダがない部屋だったため洗濯物を干す場所が部屋の中にしかありませんでした。
決して広くはないリビングに、常に洗濯物が干されている状態。
そんな可能性だってあるわけです。
ただ、回避できないのが音の問題。
自分は静かにできたとしても、周りがうるさいと仕事に集中もできません。
母は音に敏感だったこともあり、その点もストレスだったようです。
家にそもそもいる時間が短い方であれば、ストレスも少ないかもしれません。
ただリモートワークをしたいと思っている方は、心身ともに平穏に過ごすためにも家の環境はしっかり整えることをおすすめします。
3.手先が不器用
完全な私見ですが、公営住宅でそれなりの満足度を得ながら生活する方法として、原状回復可能なDIYをすることも一つの案だと思います。
新しくリフォームされた公営住宅というのも、あるのかもしれませんが、入居が決まるまで部屋の状態を確認することはできません。
とにかくびっくりしたことを愚痴っていました。
さすがに風呂釜は自分でどうこうできるものではないけど。。。
それ以外にも、収納スペースが少なかったり、部屋のあちこちに古さが目立ちました。
試しにその時住んでいた賃貸の部屋で原状回復できるセルフリフォームもしてみました。
結果・・・自分は不器用すぎること、女性一人でできることは限界があることを知りました。
何度か練習とかすれば、上手になるのかもしれません。
もしくは、プロの手を借りることができればよいのかもしれません。
でも私には時間もお金も、そんな余裕はありませんでした。
手先が器用で、DIYが得意な人がうらやましいです。
4.他人の生活音にストレスを感じる
公営住宅に住んでいた私の両親の家も、友人のシングルマザーの家も、壁がめちゃくちゃ薄かったです。
そのため、音には相当気を使って生活をしていたそうです。
どこからとも聞こえてくる隣人の声やテレビの音。
(おならの音まで聞こえてくることもあったそうです。。。)
また子供が走り回る音やおもちゃを落とす音などに苦情を言われたことがあるとも言っていました。
音が出ないように気を使い、周りの音にストレスを感じ。
そんな生活が待っているかもしれないと思うと、例え安くても私には無理。。。
もちろん全ての公営住宅が同じとは限らないと思います。
住みやすい公営住宅もあるのかもしれません。
私にはそのリスクを負うことはできませんでした。
5.目標はたいてい到達できずに終わる
公営住宅に住むことで固定費を下げ、その分を貯蓄や投資に回す。
そして、貯蓄や投資で資産を増やし、成し遂げたい夢があるのであれば、公営住宅は一つの選択肢として十分価値のあるものだと思っています。
ただ、これらの目標もなく、また目標を立てたとしても達成できる見込みがないなら考え直した方がよいかもしれません。
住む場所というのは、生活スタイルはもちろんのこと、考え方など内面にも影響します。
私の両親が住んでいた公営住宅では、
- 影口・いやがらせをする人
- 新興宗教にはまる人
- 引きこもりで働かない人
など、とてもハッピーには見えないご近所さんが多くいました。
友人のシングルマザーの住んでいた公営住宅も似たり寄ったり。
(あくまでも私の知る範囲でのお話ですみません)
私の両親は、新興宗教に勧誘されて断ったら、いやがらせをされるようになったそうです。
あくまでも母の話なので、真実はわかりません。
ただいやがらせ現場を私の妹も見たらしいので、理由はともあれ過ごしにくい生活をしていたことは間違いないようです。
最終的には、母は精神的に病んでしまいました。
いまでも行方不明のままです。
これらをすべて公営住宅のせいにするわけではありません、
でも環境が人を変えてしまう。
そんな実例を目の当たりにしてしまった私にとって、娘を守るためにも公営住宅は避けたいと思う理由にはなりました。
話を戻します。
例えあまりよくない環境であっても、固定費がかなり抑えられることは事実です。
まとめ
公営住宅は避けたほうが良い人の5つの特徴をご紹介しました。
- 住みたい場所が決まっている
- リモートワークがしたい
- 手先が不器用
- 他人の生活音にストレスを感じる
- 目標はたいてい到達できずに終わる
私は実体験から、公営住宅は避けようと思いました。
でも固定費を下げるには公営住宅は魅力的なことには変わりはありません。
- 固定費を下げて、生活を安定させる。
- 固定費を下げた分、貯蓄をする。
- 貯蓄した分を投資をしてさらにお金を増やす
- 本当にやりたいことにお金を使う
- 結果、幸福度があがる
公営住宅に住んでも、不幸なまま、光が見えないなら、環境を変えるのも一つの手かもしれません。
仕事、住む場所、付き合う人、自分自身の考え。
何かを変えない限り、何も変わりません。
一発逆転なんて起きるのを期待しているようじゃ、何も変わりません。
もちろん、住む場所を変えるだけで魔法みたいに変わるわけではありません。
環境が人を変えるということを実感した、一つの体験として聞いていただけたら嬉しいです。
https://sana37.info/myhome_hitsuyousei/