こんにちは。シングルマザーのさなくらです。
お恥ずかしながら私は、3回転職をしています。
1度目は完全なる自己都合。
2度目は会社都合で退職せざるを得ず。
3度目は体調不良が原因で退職をすることに。
でも貯金を崩すわけでもなく、借金をするわけでもなく生活は問題なく送れています。
それはありがたい手当の数々です。
今回はシングルマザーで失業しても、なぜ生活を問題なく送ることができたのかをまとめていきたいと思います。
失業手当
仕事を辞めた時の手当として、ぱっと思いつくのが失業手当だと思います。
私も過去5年間で計3回もお世話になってしまっています。
ただ、3回中2回は失業手当をほとんどもらうことなく早期に再就職をして、再就職手当をいただいています。
自分の経験も踏まえて、失業手当についてざっくりまとめていきます。
失業手当をもらえるまでの道のり
失業手当をもらえるまでのざっくりとした日程は・・・
こんな感じで、失業給付をもらえるまで退職してから4か月くらいはかかります。
この中で間違いやすいのが、退職した日が基準ではないということ。
あくまでも離職票を持ってハローワークに失業手当の手続きをした日が基準になります。
ちなみに退職をしてから10日以上経っても離職票が届かない場合は、「仮」という形で手続きを進めてくれます。
そうすることによって、離職票が届く前に受給資格決定日が決まるのでその分スケジュールが前倒しになり早く失業手当がもらえることになります。
あくまでも退職日から10日経たないとこの対応はしてくれませんので、離職票が届くまでやきもきすると思いますが、落ち着いて少し待ちましょう。
受給資格が決定すると、職業講習会や雇用保険受給説明会などに参加する必要があります。
また求職活動を定期的にする必要があるので、失業手当をもらうまでに最低でも5回以上はハローワークに通う必要があります。
失業手当っていくらもらえるの?
失業手当は年齢、前職のお給料、勤続年数、退職理由によって金額が変わります。
計算方法はとても複雑なので、ざっくりとした計算をしてみたのでよかったら参考にしてください。
【条件】30代/自己都合で退職/勤続年数10年未満
前職の月給(税込) | 15万円 | 20万円 | 25万円 |
失業手当総額 | 約35.1万円 | 約42.6万円 | 約47.9万円 |
私と失業手当の歴史
冒頭でもお話をしましたが、私はこの5年間で3回失業をしています^^;
人生初めて転職をした際は完全な自己都合だったので、給付制限3か月がありました。
その時は、退職金もかなりもらえたのと学校に通っていたのですぐに再就職はしませんでした。
学校を無事卒業した頃にちょうど給付制限3か月も終わり、そろそろ失業給付がもらえるようになるぞ~となったころに再就職をすることができました。
なので、1度目の失業の時は失業給付は1円ももらっていません。その代わりに再就職手当をいただきました。
2度目の転職は会社都合でした。
育休中に転職をせざるを得ない状況で、結構ピンチでした。
参考:育休中に転職したらこうなった~①保育園退園の危機!?~
でも会社都合のため、給付制限3か月はなく失業手当は退職日の翌々月の初旬ころには1回目の分がいただけました。
ただこちらも失業手当20日分ほどいただいたところで再就職をしたので、またまた再就職手当をいただきました。
3度目は体調不良とはいえ自己都合というで退職しました。
今回も給付制限3か月を覚悟していたら、まさかの給付制限なしでいただけることに!
体調不良というか腰痛なのですが、仕事上重い荷物を持って移動したり、中腰になることも多々あったので全く良くならず、むしろ悪化するばかりだったので退職をすることにしました。
こういった話を離職票をもって最初に失業手当の手続きをする際に窓口の方にお話をしたところ、「そういう理由なら特定理由離職者となるので給付制限3か月がなくなる可能性がありますよ」と言われました。
自己都合とはいえ、それはやむを得ないよねという特別な理由がある場合に適用されます。
・体調不良などで仕事を続けられないと医師が判断した場合
・結婚や離婚によって家庭の事情が変わったことによって会社を辞めた場合
・会社が移転して通勤が困難になって辞めた場合などなど。
私の場合、特定理由離職者とて認めてもらうために必要なのは医師の診断書。
ハローワークで用意してくれる書式に記入してもらうだけです。
診断書は保険がきかないので、病院によっては5000円以上かかる場合もあるようです。
私の通っていた整形外科は良心的なのか、1000円で済みました。
実は失業手当の手続きを現在進行形で行っているので、3回目の失業手当についてはまた別の機会にまとめたいな~と思っています。
というのも、今回は失業手当をいただきながら・・・職業訓練に通ってみたいと思っているので、そのあたりをまたレポートできればと思います。
再就職手当
再就職手当とは簡単に言うと、早期再就職した場合にもらえる手当です。
細かい規定はありますが、少なくとも以下のケースに全て該当するな、という場合はハローワーク窓口に相談してみてください。
●再就職先が1年以上の長期で雇ってもらえる場合
●過去3年以内に再就職手当や常用就職支度手当の支給を受けていない場合
なるべく早めに再就職することが大切ですが、退職後1か月以内の再就職の場合は、再就職手当がもらえない可能性もあるのでご注意ください。
ちなみに私は2回再就職手当をいただきました。
どちらも20万円以上まとめていただけたのでとても助かりました。
1回目いただいた時は、10年近く勤めた会社を辞めた後でしたので特に心配はしていませんでした。
でも2回目の時は、懸念事項が3つありました。
①在籍期間が3年弱だったこと
②在籍期間3年弱のうち1年間は産休育休ととっていたこと
③再就職先が生命保険会社だったこと
1つずつ説明します。
前職の在籍期間3年弱でも再就職手当もらえる?
再就職手当の支給条件の1つに、「過去3年以内に再就職手当や常用就職支度手当の支給を受けていないこと」というのがあります。
1回目の転職から3年弱しか経っていなかったので、今回はもらえるのか心配でした。
この3年というのが、どこからどこまでのことを差すのか。
どこから・・・・前回支給された日?前職の就職日?
どこまで・・・・前職を退職した日?再就職先の就職日?
組み合わせによっては3年未満になる可能性もあったので、ハローワークの窓口に聞きに行きました。
結論的には「前職の就職日~再就職先の就職日で数える」とのことでした。
またこの期間が3年と1日でも過ぎていれば再就職手当はもらえるとのことでしたが、念のため1週間くらいは余裕を見た方がよいとのアドバイスをもらいました。
私は前職の就職日が6/20だったので、7月1日以降に就職をすることを勧められました。
育休中に転職した場合も再就職手当はもらえる?
次の懸念事項は2回目の失業時、私は育休中だったということです。
その時点で産休~数えてちょうど1年間休業をしていました。
再就職手当の過去3年以内という中に休業期間も含まれるのか不安でした。
結論的には「休業かどうかは問わない」とのことでした。
あくまでも前職の就職日~再就職先の就職日が3年以上空いていれば再就職手当はいただけるとのことでした。
就職先が生命保険会社でも再就職手当はもらえる?
なぜそう思ったかということ、再就職手当の支給要件の1つにこんなものがあります。
☆再就職手当の支給対象とならない例
①1年以下の雇用期間で、雇用契約の更新が見込まれない場合
②紹介予定派遣で派遣されている場合や、トライアル雇用で雇用されている場合
③1年以下の雇用期間で雇用契約の更新にあたって一定の目標達成が条件付けられている場合
例)生命保険会社の外交員や損害保険会社の代理店研修生など
ギョッとしました(@o@ !!
再就職先と検討してたのが、生命保険会社の外交員だったからです。
また外交員として正規雇用されるには3Stepが必要で、1つ1つ試験をパスする必要があると言われていました。
これはまさに支給対象とならない例の③のことではないのか・・・
思い切ってハローワークの窓口の人に聞いてみました。
結論的には「どの生命保険会社への就職でも問題ない」とのことでした。
安心しました^^
じゃあなんで支給対象とならない例として具体的に挙げていたんだろう・・・と疑問に思いましたが、もらえるんだからと深く考えるのはやめることにしました(笑)
ひとまずいろいろ不安に思いましたが、ハローワークの窓口で自分の状況を確認するのが間違いないですね。
就業促進定着手当
これは1回目の転職(H24年)の時にはなかった制度です。
H26年4月1日以降に再就職で条件が合えば、支給されるそうです。
●再就職から6か月以上同じ会社に勤めている(雇用保険に加入している)
●前職と比べて現職のお給料が下がった
このすべての条件がクリアできていればもらえます。
あくまでも前職と比べてお給料が下がった場合なので、この手当欲しさに転職をするのはおすすめできません。
私の場合この手当はもらえましたが、最初の半年が極端に少なかっただけでした。
生命保険会社の場合、最初の1か月は日当2000円程度、その後3か月は研修期間で基本手当のみ、5か月目~やっと成果報酬が加わるので、最初の半年だけで考えると前職よりお給料は下がったことになります。
もらえる金額と時期ですが、私は就職して6か月経過後すぐに会社に書類を記載してもらったので、就職から8か月目に7万円弱いただきました。
最初の1か月が日当2000円と極端に少ないので参考にならないかもしれませんが、月収20万円(税込)⇒月収16万(税込)に下がった感じです。
5か月目と6か月目の分は成果報酬がプラスされたので、月収22万円(税込み)ほどでした。
最後に・・・
転職は生活を一変する可能性があり、とても勇気のいることです。
そんな時に頼れる制度があることは、心強いですよね。
これらの制度を正しく利用し、早く良き転職ができるといいですね^^