よく聞く公的医療費を全額負担してくれる民間の医療保険。
シングルマザーに必要?
こんにちは。
元保険屋なシングルマザーKorin(@Korin_37)です。
私は、公的医療費の全額負担をカバーしてくれる医療保険はいらないと思い、解約しました。
この記事では、なぜシングルマザーには「公的医療費の全額負担をカバーできる保険が必要ない」のかを詳しく解説します。
この記事を読むことで、以下の効果が期待できます。*個人差あり*
- 保険料を節約して、家計ルンルン。
- 入院することになった時に、医療費で損をせずにすんでラッキー。
- 保険屋のセールストークに惑わされなくてホッ。
シングルマザーに公的医療費のカバーは必要ない理由
シングルマザーに公的医療費のカバーをしてくれる医療保険が必要ない理由は2つ。
- シングルマザーは公的医療費を保険で用意する必要がないから。
- そもそも日本には高額療養費制度があるので、高額な医療費に備える必要がないから。
それぞれ説明します。
公的医療費を保険で用意する必要がない
恐らくシングルマザーの方は、1割もしくはゼロの人が多いと思います。
一方、医療保険の特約の「公的医療費を全額負担」は、基本的に3割です。
ゼロ、もしくは1割しか払わなくてよいのに、3割の保障。
しかも!
当然ですが、病気やケガをしないと保険金はもらえません。
そりゃ、病気になったりケガをすれば、医療費がかかった以上に保険金がもらえてラッキーってなります。
もしあなたが、以下に当てはまるならむしろ加入をおすすめします。
- お金に余裕がある方。
- 病気になる、ケガをするという、未来予知ができる方。
当てはまらないなら、保険の加入より貯蓄をすることをおすすめします。
じゃあ、いくら貯蓄しておけばよいの?
それについては、次の項の「高額な医療費に備える必要がないから」を見てみましょう。
高額な医療費に備える必要がないから。
シングルマザーに限らず、日本には高額療養費制度があります。
そのため、医療費の自己負担額には上限があります。
出典:厚生労働省資料
年収が200万円台であれば、上限の57,600円くらいの貯蓄があれば、医療費についてはひとまずはカバーできそうですよね。
ただし、高額療養費制度には注意点があります。
- 差額ベット代、食事代など健康保険の対象外のものは、上限金額に含まれない。
- 同一の月に対しての上限金額のため、月をまたぐ場合は、それぞれの月で上限金額までは支払う必要がある。
- 上限金額を超えた分は、後から戻ってくるけど、一旦は支払わなくちゃならない。
⇒限度額適用認定書を提示すれば、上限までの支払いでOK。
つまり、最低でも上限金額の2倍の貯蓄があれば、最低限の医療費はカバーできます。
差額ベット代とか食事代とか、健康保険が適用されない分はどうすんのさ!
それについては、次の項の「保険VS貯蓄|病気やケガをした場合、どっちで備えるのが正解?」を見てみましょう。
保険VS貯蓄|病気やケガをした場合、どっちで備えるのが正解?
医療費を保険と貯蓄のどちらで備えるのか、正解はありません。
すみません(^^;)
正解がないから、今の自分に合う方法を選択するしかないのです。
自分に合うかどうか、どう考えるのか説明しますね。
毎月10000円分、医療費に備えるとします。
1年で12万円、10年で120万円です。
*わかりやすくするために、解約返戻金とか健康お祝い金とかは、無視しておきます。
保険の場合
10年間、一度も保険金が下りるほどの病気もケガもしなければ、結果的に120万円で安心を買っただけになります。
ただ保険は加入した時点で、もしもに備えることができます。
差額ベット代、食事代など健康保険対象外のものもすぐに備えることができます。
貯蓄の場合
最低の医療費を貯蓄するまでに、病気やケガになってしまった場合、家計に大打撃を受けることになります。
医療費だけではなく差額ベット代、食事代など、貯蓄が少ない場合はかなりの痛手です。
ただ毎月1万円を貯蓄したら、10年後には120万円の資産になります。
病気やケガに備える以外にも利用できるものが残ります。
どちらの方法で備えるのがよいかは、人によって異なります。
一日も早く安心が欲しいなら、医療保険。
最低限の備えでよい、安心にお金をかけたくないなら、貯蓄。
こんな感じで考えてみてはいかがでしょうか。
さいごに
公的医療費をカバーしてくれる保険は、保険料も高額になりがちです。
その金額を払うだけの価値があるのか、またあなたにとって必要かどうかは、慎重に考えた方が良いです。
この記事を読んでも、やっぱり必要かどうかわからないというあなた。
それならプロに判断してもらいましょ。
相談だけなら無料です。
なぜわざわざプロに相談したのか・・・
もちろん様々な情報を知りたいということもありましたが、もうひとつ。
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