何か資格を取って手に職をつけたい!
資格があれば、就職・転職に有利かも!
こんな感じで資格をとにかく取ろうと思っているあなたに伝えたいことがあります。
医療事務は女性の資格としてよくおすすめされていますよね。
短期間で取得できて医療機関に就職できるということが、人気の理由だと思います。
でもシングルマザーには、おすすめできません。
なぜシングルマザーに医療事務がおすすめできないのか、資格取得した経験者の目線でお話しします。
- 医療事務のお仕事、メリットデメリット
- 医療事務の資格は就職に有利なのか
- 医療事務のお給料について
シングルマザーに医療事務をおすすめできない3つの理由
あくまでも、私の意見となりますが、
シングルマザーにおすすめできない理由は、3つ。
- 給与が安いので家計を支えるのは難しい。
- 病院で働くため、常に感染症のリスクがある。(子供に移したら大変!)
- 月末の残業は避けるのが難しいので、子供の生活リズムが心配。
何よりお給料が安いので、これから医療事務の資格を取って、
仕事をするとしたら、経験値がたまるまでの数年は生活が苦しい可能性があります。
シングルマザーにとって、家計を支える仕事選びは、
やりがいだけでなく、お給料も大事です。
病院という感染症のリスクを抱え、月末の残業は避けるのが難しい状況で、さらに給料も安い。
これらは、私が医療事務の資格を取って就職活動していた時に知った現実です。
その時はシングルマザーではありませんでしたが、
将来、結婚や妊娠をしたときのことを考えて資格を取りました。
でもこれらの現実を知ってから、医療事務の仕事を探すのは辞めました。
もちろん医療事務の仕事は医療機関の中では大切な業務です。
ただシングルマザーが手に職をつけたくて資格を取る、
そして就職するのには、おすすめできない職業であると思います。
医療事務のメリット・デメリット
医療事務のメリット
-
- 資格がとりやすい
- 専門職なのでやりがいがある
- 正社員だけではなく、パートや派遣など働き方がいろいろあるのでライフスタイルに合わせやすい
医療事務のデメリット
-
- 国家資格ではない
- 専門職なのに給与が安い
- 病院で働いているため、風邪やインフルエンザなどに伝染しやすい
- 女性が多い職場で、人間関係のトラブルをよく聞く
- 月末の残業はほぼ避けられない
シングルマザーにとって、ライフスタイルに合わせて仕事ができるというのは大きなメリットだと思います。
ただし、給料は決して高くありません。
パートだと普通の事務職と時給は同じくらいです。
がんばって勉強したのに・・・と思う人もいます。
また女性が多い職場なので、人間関係のトラブルはよく聞きます。
特におつぼね様の新人いじめ。
病院やクリニックなどで医療事務として働いていた友人は、実際におつぼね様からいじめを受けたそうです。
働いていた資格学校では、医療事務の仕事も紹介していました。
そこの営業さんも、悩まれてました。
あのクリニックは、新人が定着しない
などなど。
必ずしもそういう職場ばかりではないですが、女性が多いので、ある程度のトラブルは想定していた方がよいです。
医療事務の資格について
医療事務は民間の資格です。
国家資格ではありませんが、だからといってとる意味がないというわけではありません。
民間の資格でも、職業に直接つながる資格もあります。
医療事務の場合は、確かに職業に直接つながります。
でも資格があっても経験がないとなかなか仕事がないのが現実です。
医療事務の資格では、病院やクリニックの受付、会計、レセプト業務をするために必要な知識の勉強をします。
また対面での接客術なんかも学びます。
初診料が何点、再診は何点、この処置は何点。
などなど。
医者が記入したカルテを元に点数を計算するのです。
ただほとんどの医療機関はパソコンで自動化されてます。
そう思うかもしれませんね。
でも足し算や割り算の方法を知らないと、電卓にどうやって打ち込めばよいかわからないのと一緒。
知らなきゃパソコンに打ち込めないし、画面を見ても意味わかりません。
計算が苦手な人には、ハードルが高いかもしれません。
でも試験はテキストの持ち込みもできます。
計算が苦手ではなければ、試験の難易度はそれほど高くはないでしょう。
医療事務の資格取得したら、就職できる?
CMや雑誌の広告を見ると、医療事務の資格を取ってから就職というのが王道のように見えますよね。
答えは「NO」です。
正直に言うと、資格がなくても仕事はできます。
私の友人はクリニックで医療事務の仕事を合計10年くらいしてますが、資格もってません。
ただし、資格があると少しだけお給料がよくなることもあるようです。
私はシングルマザーになる前の30代前半で資格を取得し、就職活動をしました。
就職に有利になるだろうと、医療事務・調剤薬局事務など、医療事務関連の資格はすべて取得しました。
でも結果は・・・惨敗です。
仕事を探してみても、必要なのは資格ではなく経験。
特に30代となると、未経験で雇ってくれるところを探すのがとにかく大変でした。
やっと探してみても、時給は学生時代のアルバイトと同じ程度。
それでもなんとか正社員の募集を見つけて応募するも、書類審査で落選したり。
それならパートでも!と思って応募するも、30代で未経験と聞くなりお断りされたり。
面接まで行ったはいいけど、職務内容をよくよく聞いてみると医療事務というよりただの事務仕事がメインだったり。
医療事務がだめなら、調剤薬局じゃ~と探してみるも求人自体が少なく応募すらできない始末。
資格さえあれば・・・と思っていたわけではありませんが、ここまでとは!
私は店舗などでの接客経験もコールセンターでの電話対応の経験もあります。
医療事務では資格だけではなく、人柄や接客態度がとても大事だと聞いていました。
コールセンターでは新人教育を担当していたくらいなので、接客・電話対応には自信がありました。
資格があれば就職できるのは、20代の若い人だけです。
30代前半でも、未経験はお断りの可能性大です。
医療事務は資格は簡単に取れるけど、簡単に希望の仕事が見つかるとは限りません。
正社員ではなく、まずはパートや派遣などで探すことになると思います。
まとめ
医療事務は長く勤めていれば、社員として月給25万円以上になることも。
医療の知識を身につけることができるし、職場によっては病気や薬の知識も得ることができるのでやりがいがあります。
ただ病院なので、感染症には注意が必要です。
シングルマザーは自分自身が寝込んでしまったら、家事も育児も仕事もストップしてしまいます。
体が資本ですので、環境的にはあまり良いとは言えないですが、感染予防を徹底すれば乗り切れます。
また給与に関しては、未経験で始めるなら少なくても数年は期待しない方が良いです。
数年経験したうえで、ステップアップとして管理職などに転職できればそこそこ良いお給与が目指せます。
養育費をもらっていたり、実家に住んでいるのであれば、長い目で見て目指す価値はあると思います。
ただし、シングルマザーがこれから手に職をつけるために資格をとりたいなら、医療事務はおすすめできません。
医療関係で仕事をしたいなら、准看護士や介護福祉士を目指す方が手に職をつけるためにはおすすめです。
もしくは医療関係ではなくても事務仕事が好きなら、在宅秘書や在宅の事務代行のお仕事の方がシングルマザーにはぴったりです。
詳しくは「>>在宅ワーママになりたいシングルマザー必見!!在宅ワークのリアルな仕事内容とお給料」も参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!