リモートワーク歴5年。
その中で、大小さまざまな人間関係のこじれを体験してきました。
上司、同僚、部下。
こじれてややこしいのは、社外の人ではなく、社内の人。
どんな風にこじれたのか、どんな点が反省ポイントなのかをご紹介します。
- リモートワークで実際に起きた人間関係が壊れたエピソード3つ
- なぜ人間関係が壊れたかの考察
- リモートワークで良好な人間関係を気づくために必要なこと
リモートワークでこじれた人間関係~上司編~
上司(男性・既婚者)とは、チャットで仕事の相談をすることもあった。
ビデオ通話でも、軽い冗談を言い合える間柄でとても信頼をしていた。
ところが、どういうわけか私が好意を寄せていると勘違いをされ、昼も夜も個人的なメッセージが届くように。
- いま、あなたのことを考えていたよ。
- あなたからメールが来るんじゃないかと、ドキドキしてるんだ。
- ダイエットして痩せたから、僕の体見てみない?
などなど。
返答に困るけど、上司だから無視もできない。
困りながらも、当たり障りのないメッセージを返信すると、「冷たい」と言われる。
本当に仕事がしづらかった。
上司に対して、(仕事上は)信頼していることをチャットで伝えていました。
当時、話を真摯に聞いてくれる上司はその方くらいしかいなかったので、本当に信頼をしていました。
でも、それが男性として好意を寄せていると勘違いをされてしまったのだと反省しました。
結局、この上司は他のスタッフにも同様のことをしていたらしく、セクハラで訴えられ退職されました。
リモートワークでこじれた人間関係~同僚編~
一緒に仕事をしている女性スタッフ。
困ったことがあれば一緒に解決しようね、と良い関係は築けていた。
ところが、あまりにも相手の状況を考えずに、自分のことばかりを優先することが多くなり、対応に困っていた。
- まもなく退勤時間という時に、今日中にこの資料を作成してほしい。
- こちらの退勤時間は過ぎているのに、今からMTGをしてほしい。
などなど。
ある日、思い切って、それは無理だから明日にしてほしいと伝えてみた。
ブチ切れられて、「あなたは口ばかりで信頼できない」と言われることに。
私の悪口をあちこちで言いまわっていたことは、その後の上司のヒアリングからも察し。
耐えられなくなり、私から配置換えを上司にお願いした。
その女性スタッフに対して、「何か困ったことがあれば相談していいよ」と言ったのは私です
たぶんその言葉を信じて、いろいろ相談(というかぶん投げ)をしてくれていたのでしょう。
そして、「明日にしてほしい」という伝え方も、もしかしたら言葉に温かみがなかったのかもしれません。
結局、その女性スタッフは、その後もあちこちで問題を起こした結果、気づいたら退職をしていました。
リモートワークでこじれた人間関係~部下編~
私の部下の女性スタッフ。
仕事はできるが、プライドは少々高め。
ある日、その女性スタッフが責任者として対応している業務でクレームが発生したため、状況を知りたいとチャットで質問をした。
すると、「その件について知らないし、以前(数カ月前)相談したときはこうアドバイスされたから、それをしたまでだ。」という主張が返ってきた。
さすがにそれはないだろうと思いつつ、とにかく解決に向けて動いてほしいと伝えたら、返信がなくなった。
複数人が参加しているチャット上でのやり取りだったため、別途個別でフォローはしたが、それにも返信はなし。
そして翌日から体調不良ということで数日間のお休みに入ってしまった。
正直、カチンときて、冷静な言葉選びができなかったという点で、私にも非はあったと思います。
ただ、あまりにも無責任すぎる対応に対して、上司としてどう対処すべきか本当に悩みました。
結局、この件は私が処理をすることで事なきを得たのですが、上司の対応としてはダメダメです。
代わりにやってあげることは、決して良い上司ではないと思っています。
顔を合わせることがほぼなく、テキストのやり取りの関係だと信頼関係を築くのは、本当に難しいです。
結果、このスタッフは現在も私に対して、背を向けた状態です。
このスタッフに合う上司の元へ配置換えを提案しているところです。
リモートワークで人間関係がこじれる理由
大きな人間関係のこじれ以外にも、小さなこじれもたくさんありました。
そのすべてに共通しているのが、「相手の感情や状況が見えない」ということでした。
相手の感情や状況もそうですが、こちらの感情や状況も正確に伝えるのは対面でも難しいですよね。
でもリモートだとその難易度は格段にアップします。
- 相手の感情や状況が見えないから、想像や自分の視点で相手の感情や状況を思い込んでしまう。
- 事実と感想が入り混じって、感想が事実のように感じてしまう。
例えば、チャットやメールで何かを依頼したのに、なかなか返信がない。
そんな時、どんな風に考えますか?
そう思って、相手を気遣う人もいるでしょう。
そんな風にマイナス思考になる人もいるかもしれませんね。
でも、これって事実なんでしょうか。
- 本当は、ただ休憩中なだけかもしれない。
- 本当は、あなたが依頼したそのメッセージがわかりにくくて後回しになっているだけかもしれない。
- 本当は、相手のネット環境やパソコンの状態が悪く、メッセージが届いていないだけかもしれない。
- 本当は、相手は受け取ったメッセージがたくさんあって、順番に見ているだけかもしれない。
事実がわからないけど、自分の視野の中で想像して、それがあたかも事実かのように、思ってしまうこと、私は結構ありました。
その結果、余計な遠慮をしてしまったり、配慮が欠けてしまったり。
私のケースで言うと、
私は、軽い冗談のつもりで言ったことも、相手がどう受け取るかが想像できていませんでした。
男性に対するアプローチをしたつもりはなかったけど、そう受け取られてしまった。
結果的に、受け取る側の気持ちへの配慮ができていなかったということだと思います。
無茶な要求でも、なんとか受けようと無理して対応してしまいました。
遠慮して、相手にNOを言えなかったばかりに、OKなラインを拡大させてしまったということだと思います。
結果的に、一度はOKしたことに対して、実はNOだったと聞いて、裏切られた気持ちにさせてしまったのでしょう。
部下は仕事ができる人なので、10を言わずとも理解してくれると思っていた。
ところが理解をしていなかったことが発覚。
しかも複数人が見れるチャット上でそのことが判明する結果となってしまいました。
結果的には、私の思い込みと複数人の前でスキル不足を露呈することになり、プライドを傷つけてしまったのでしょう。
完全に配慮が足りませんでいた。
リモートワークは相手の感情や状況が見えづらいので、特に配慮はするけど、遠慮はダメという点が大切です。
もちろん、リモートワーク以外でも同じことが言えますけどね。
まとめ:遠慮はせずに配慮をしっかりしよう!
リモートワークで良好な人間関係を築くためにすべきことをご紹介しました。
- 遠慮はせずに、配慮をしよう
- 見えない相手の感情や状況を察するのは大切だけど、それだけを頼りに動くと大抵どちらかが傷つくことを知っておこう。
- 感想ではなく、事実を元に行動し、事実に基づいた配慮をするようにしよう。
距離が離れていても、心の距離まで離れていたら、良好な関係は築けません。
私もまだまだ修行中の身ですし、失敗もたくさんしてきました。
ただ、失敗の原因にやっと気づけたので、ご紹介をさせていただきました。
生死に関わるような失敗ではなければ、失敗はたくさんしたほうが良いと思います。
でも人間関係って、失敗すると立ち直るには相当な精神力が必要ですよね。
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いろいろな考え方があると思いますが、少しでも参考になったのであれば幸いです。
