車の免許を取得してから、はや20年。
その間、車を運転したのは、5本の指で数えられるほど。
しかも最後に運転したのは、10年以上前の沖縄の田舎道。
こんな私が、郊外とはいえ東京の街で車を運転するなんて・・・
何度も悩みました。
それでもなんとかペーパードライバーを脱出し、
今では、2時間程度の距離もさほど運転が苦ではないくらい。
シングルマザーの私にとって、
ペーパードライバー脱出の壁は大きく分けて2つ。
- 運転・駐車
- 車の購入
1人だと運転の練習も怖い。
それより怖いのは、ペーパードライバーなのに車を購入できるのかということ。
今回は、ペーパードライバーが車を購入するときに、注意したほうがよいことをまとめました。
ペーパードライバーでも車を購入できるのか?
ペーパードライバーでも車を購入できるのか・・・答えはYESです。
購入前、私もこの点が非常に心配でした。
特に心配事は3つ。
- 試乗をすすめられて、運転できないのがばれたらどうしよう。
- 車を購入した後に、その車・・・運転して帰れない!
- そもそもどんな車を買えばよいかわからない。
まず試乗問題。
これについては、ただ運転席に乗るだけで買うことができました。
本当はちゃんと試乗して、運転の感覚を知った方が良いかもしれませんが、
そもそも運転の感覚を知らない私には、試乗したところであまり意味がありませんでした。
次に、車を購入した後、どうすればよいのか問題。
販売店から家まで運転して帰るのが普通らしい。
それまでに運転ができるようになっていないといけない。
そんなプレッシャーを感じていましたが、
私は自宅まで届けていただくことにしました。
恐らく+@のお金が必要だったようですが、交渉の結果、無料で家まで届けていただきました。
最後の心配事は、そもそも車のことがよくわからない、です。
どんな車を購入すればよいのか、何が正解なのか見当もつきませんでした。
こればかりは、答えは1つではないと思います。
少なくても車の情報を集めればよいというものでもなく、
ぶっちゃけフィーリングかなと思います。
私は、「軽自動車の中古車」と決めていました。
そのため、中古車情報サイトでいろいろな軽自動車の中古車を見ました。
見るポイントは、2つ。
- 見た目
- 価格
そのため、見た目と価格でおおよそどんな車を買うか決めるところから私は始めました。
私の場合はこんな感じ。
- 予算は100万円
- 色はホワイト
- できればスライドドア
- できれば衝突回避などの安全装置があるもの
決めていたのは、これくらいでした。
最初は予算もっと低めで、乗りつぶすことも考えていました。
でも子供を乗せることを考えると、できる限り安全性は担保せねばと思った結果です。
ペーパードライバーが車を購入するなら、中古車一択?
私は「軽自動車の中古車」と最初から決めていましたが、それにはわけがあります。
- 普段、車に乗るのは私と娘だけ=軽自動車で十分
- どうせ買うならできるだけ安く=中古車で十分
車は移動手段。
安全に便利に移動ができることが目的であり、
それ以上でも、それ以下でもない。
自分にとって、必要だと思うものには喜んでお金を払いますが、
不必要なものには、極力払いたくないから、というのが根幹にあるからです。
「中古車一択」というのは、
ペーパードライバーだから、ではなく、
お金がないから、でもなく、
もちろんシングルマザーだから、ということではなく、
「車の価値 = 移動手段」であり、「消耗品」という位置づけだったので、私の場合は中古車一択でした。
車は移動手段だけとは限らないですよね。
ステータスだったり、趣味や心が満たされたり、いろいろな価値があると思います。
ペーパードライバーだって、新車に乗ってもよいと思うんです。
いきなり高額なスポーツカーだってよいじゃないですか。
ただ、それだけの価値を本当に車に求めているのか、
ペーパードライバーに限らず、自分にとっての価値をしっかりと見極めたいですね。
ペーパードライバーは車両保険が必要?
結論から申し上げますと、車両保険はいらないと思います。
理由は1つ。
車両保険ありなしでは、当然ですが、車両保険ありの方が保険料は高くなります。
しかも、なにかあって車両保険を使った場合、翌年等級が下がり、保険料は高くなります。
例え、車が全損したとしても、家計が再起不能になることはないと思います。
ベテランドライバーと比較すればペーパードライバーは、確かに事故をする可能性も高いかもしれません。
でも、自分自身の人生の中で、事故が起きる可能性はどうでしょう。
よく、「万が一のために」という言い方をしますよね。
つまり、ライフイベントの中で起きる可能性は極めて低い、ということです。
保険は、
- 発生する可能性が低いけど
- 起きたときにダメージが大きいもの
これらに備えるのが正解です。(元保険屋談)
万が一のために、毎月の固定費が高くなって、
起きたときにさらに高くなる。
修理代は貯蓄から、せめて車両保険分を貯蓄しておいた方がよいよね、
というのが私の考えです。
まとめ:快適なカーライフのために
最後に、ペーパードライバーでも快適なカーライフを過ごすポイントをまとめます。
- 買う前の車の試乗は絶対にしないといけないわけではない(どうせ運転感覚なんてわからない)
- 販売店が遠くて悩んでいるなら、車を自宅まで運んでもらうこともできるよ
- 「車=移動手段」なら中古で十分。
- 万が一の時のために「車両保険あり」ではなく、「車両保険分を貯蓄」しておこう
ペーパードライバーは、最初の一歩を踏み出すまでがかなり勇気がいりますよね。
車がどこまで必要かにもよりますが、20年足踏みしたペーパードライバーでも
克服できたのは、何より車を買ったから、だと思います。
車を購入することを決めたから、ペーパードライバー教習もして、運転もして、
カーライフを楽しむことができましたています。
いろいろな考え方があると思いますが、参考になったのであれば、幸いです。
