賃貸なのか。
持ち家なのか。
どっちがよいのか。
私はずっとどちらがよいのか、真剣に考えてはいませんでした。
それまでは賃貸でいいや。
そんな程度にしか考えていませんでした。
でもシングルマザーになって、その考え方を改める必要性がでてきました。
シングルマザーにマイホームは必要なのか。
シングルマザーにとってマイホームを持つことのメリット/span>は、ざっくり言うと3つ。
- 自分にもしものことがあったときに、子供に資産として残せる
- 老後、ひとり暮らしをすることを考えると固定費の終わりがあるのは安心
- 賃貸と比較して、住宅の品質が高い場合が多いため、生活の満足度が上がる
それではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
自分にもしものことがあったときに、子供に資産として残せる
マイホームは資産、とよく言われまよね。
でも私は購入するだけでは、資産だとは思っていません。
なぜか。
多くの場合、住宅ローンで購入するから、です。
住宅ローンは間違いなく、負債です。
つまり借金です。
マイホームをもし売った場合、その価格がローンの残額より少なければ、借金だけが残ってしまいます。
またマイホームは購入してから、どんどんその価値は下がってきます。
新築のマンションであれば、10年で購入金額の半額まで下がるケースもあります。
家そのものについては、大きく変動していくものと私は考えています。
では、どのようなパターンで資産となるのか。
悲しいことですが、ローンを完済する前に自分自身が天国に行ってしまうときです。
多くの場合は、マイホーム購入時に、団信(団体信用生命保険)に加入します。
ローンを支払う私が、もしも天国に旅立ってしまったときは、その保険金により残債をなくしてくれるってことです。
つまり私に万が一のことがあった場合は、ローンの支払いがなくなるってことです。
自分にもしものことがあったときのために、生命保険に加入しているシングルマザーの方も多いと思います。
高額な生命保険に加入するよりは、マイホーム購入して団信に加入したほうが、万が一の時だけではなく今の生活の満足度も上がるのではないでしょうか。
老後、ひとり暮らしをすることを考えると固定費の終わりがあるのは安心
住宅費は家計の中で一番大きな固定費な家庭がほとんどでしょう。
この大きな固定費に終わりがあるというのは、
シングルマザーにとって老後の安心材料になるのではないでしょうか。
私の母は、父が介護施設に入居してから一人暮らしをしていました。
私は両親は持ち家はなく、賃貸暮らし。
年金暮らしをしていた両親にとって、介護施設と母の家賃、
両方を支払うのは、かなり厳しかったようです。
結局、母は自分の年金で生活できるぎりぎりの家賃のアパートに引っ越しました。
築40年は経過しているであろう、 ボロボロの1K。
貯金もあまりない年金生活者に貸してくれる部屋は、そう多くはなかったようです。
自分の生活でいっぱいいっぱいだったため、親へ仕送りなんてできる状況じゃありませんでした。
そんな両親を見ていたので、マイホーム購入は私にとって老後を安心して迎えるためにも必要不可欠と考えるように。
もちろんシングルマザーだから、老後は一人暮らしをする、というわけではないと思います。
ただ、その可能性が結婚した方よりは高いとは思います。
未来のことは可能性でしか語れません。
可能性が低いことに頭を悩ますより、可能性が高いことに備えたほうが、
結果、可能性が低いこともカバーできることも多いのではないでしょうか。
賃貸と比較して、住宅の品質が高い場合が多いため、生活の満足度が上がる
マイホームはそれを両立してくれるものだと思っています。
私は築20年くらいの中古マンションを購入しました。
賃貸マンションと比べると、外観も造りもやっぱりいい。
特に、設備や騒音対策はしっかりしています。
もちろん高い家賃を払えば、中古マンションよりもっとよい設備や部屋もあるでしょう。
あくまでも同じくらいの家賃の賃貸マンションと比較して、ということです。
住みたい街の家賃相場と比較して、支払金額があまり変わらないのに生活の満足度があがる。
それならマイホームにはそれだけの価値があるということなのではないでしょうか。
まとめ
シングルマザーにとって、今の生活と未来の生活、どちらも一人で考えなくてはならないことも多いと思います。
大小さまざまな不安を自分ひとりで解決しなくてはならない。
少しでもその不安を軽くする材料として、マイホームという選択肢を私は選びました。
そして、今の生活の満足度をあげるためにも。
- 自分にもしものことがあったときに、子供に資産として残せる
- 老後、ひとり暮らしをすることを考えると固定費の終わりがあるのは安心
- 賃貸と比較して、住宅の品質が高い場合が多いため、生活の満足度が上がる
とはいえ、マイホームを購入することができるのか、どうやったら購入することができるのか。
そんな不安もありますよね。
そんなときに必要なのは、勇気でも努力でもなく、知識です。
知識があれば、霧がかかって先が見えない景色も、スッキリと見渡せるようになります。
私は、知り合いに不動産屋さんがいたので、いろいろ質問したり相談することができました。
でも知り合いは気軽に聞ける反面、お金のことは言いづらい場面も多いですよね。
そんな時は関連する本を読んだり、プロの話を聞いてみるのも手だと思います。
少しでも参考になったのであれば、幸いです<(_ _)>