こんにちわ。未婚シングルマザー@こりんです。
未婚シングルマザーになって2年以上が経ちました。
それでも出産のときのことは、昨日のことのように覚えています。
でもいつまでも覚えているとは限らないので(笑)、備忘録として残しておこうと思います。
出産の予兆ゼロ
私の出産時の年齢は35歳と決して若いとは言えない歳でした。
そしてもちろん初めての妊娠・出産。
無事に出産ができるか不安でした。
出産予定日が近づいて、いつ陣痛がくるのか、もしかしてこの痛みは陣痛かしら・・・なんてやきもきして過ごしました。
でも、全くもって娘は出てこようとしてくれませんでした。
出産予定日になっても子宮口はまったく開かず、もちろん陣痛もなし。
本当に産まれてくる気があるのかしら?って思うほどでした。
私が出産した病院は、出産予定日を過ぎると早期出産を目指し入院する方針でした。
そのため、出産予定日を過ぎても子宮口が開かないので、早速入院することが決まりました。
入院は出産予定日から4日後の午前11時。
この時は、少なくても翌日には出産するだろうと思っていました。
まさかここから3日間もかかるとは、思いもしませんでした。
バルーン挿入!
入院初日。この日はバルーンを挿入して子宮口を強制的に開かせる処置をしました。
バルーンは、陣痛が起きなかったり私のように子宮口が開かない場合に、風船のようなものを子宮口に入れ拡張するのです。
事前に調べていたのですが、どうやら痛いらしい
そりゃそうですよ、風船ですよ!風船!
まさか口でぷ~って膨らますわけじゃないでしょうけど・・・
おなかの中にどのくらいの大きさかわかりませんが、異物を挿入して膨らますんだから何も感じないわけはないでしょう。
覚悟をしていました。
分娩台に上がって、いざ!
・・・ん?
・・・・・・・ん?
「はい、終わりましたよ~」と先生。
「えーーーっ!?なんかしました?」
っていうくらい、痛みなんて感じませんでした。
少なくとも私は、ですが。
バルーンは翌日の朝に取るそうなので、もしかしてこれから痛くなるのかしら(T_T)
でも予想に反して、ちょっとした違和感はあるものの痛みらしい痛みを感じることなく朝を迎えることができました。
陣痛促進剤1日目
次の日の朝バルーンを外したところ、子宮口が4~5cm開いていました。
でも出産にはまだまだ程遠い状態。
そこで陣痛促進剤が始まりました。
これも事前に調べたのですが、やっぱり痛いらしい(T_T)
点滴が始まってしばらくは何も感じませんでした。
1滴1滴落ちていく点滴を見つめながら、その時が来るのを待ちました。
点滴が始まって、30分くらい経ったころだと思います。
なんとなくお腹が痛い。
たとえて言うなら、軽い生理痛程度。
また分娩監視装置(ノンストレステスト)を見てみると、なんとなく反応しているような気もします。
ついに始まったのね~、という感じでした。
痛みも全然我慢できるレベルですし、これが陣痛か~もっと痛いと思ってたのに♪と余裕ぶってました。
1日目はテレビを見たり、スマホゲームをしたりして、過ごしました。
食事も普通に食べれたし、なんなら昼寝もしちゃったくらいです
破水!
バルーンも陣痛促進剤も全然痛くなくて、鼻歌交じりで余裕で過ごしていたその日の夕方。
何の前触れもなく、破水しました。
最初は、「あっ!お○っこもらしちゃった」って感じでした。
じんわりとおしりのあたりが濡れていくような・・・。
だから破水かどうか、正直自信がありませんでした。
ナースコールでも「破水しちゃったかもしれないんですけど・・・」と弱気な私。
すぐに助産師さんが来てくれて、確認してくれました。
間違いなく破水しているとのこと。
内心ほっとしました。
でも子宮口は5cm開いたところでそれ以上は開いていませんでした。
分娩監視装置の結果を見ても、陣痛は定期的にある様子。
じゃあどうするのかな~と思ったら・・・
今日は陣痛促進剤の投与を終わりにするとのこと。
「へ?破水したのになんでよ?」
どうやらもう夕方なので、出産は明日にしましょうとのことでした。
びっくりしました。
破水したら出産が始まると思っていたから。
ただ陣痛促進剤の投与を止めても、陣痛が収まるわけではないのでその後も定期的な痛みは続きました。
でもこの時点ではまだまだ我慢できるレベル。生理痛+@くらい。
正直これが陣痛なら、余裕で出産できるなぁとまだまだ余裕な私でした。
とは言っても、定期的に陣痛があるのは間違いありません。
この日はぐっすり眠るということはできませんでした。
陣痛促進剤2日目
あまりよく眠れないまま朝を迎えましたが、気持ちが高ぶっているせいか全く眠くありませんでした。
そして昨日と同様、陣痛促進剤の投与が始まりました。
この調子で本当に出産なんかできるんだろうか・・・と思っていたその時です。
う・・・うおぉぉぉ(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)
今まで感じたことのない痛みが!
昨日とは明らかに様子が違う。
生理痛なんていうレベルじゃなかったです。
でもすぐに収まりました。
それから次の痛みまで約5分ほど。
ここでようやくこれが本当の陣痛か!と実感しました。
陣痛促進剤の投与開始して1時間後には陣痛の間隔は1分ほどになっていました。
ただどこまで我慢すればよいのかわからず、ひたすら痛みと戦っていました。
1時間半後、もう耐えられない!とナースコール。
助産師さんがやってきて、子宮口の開きをチェックしてくれました。
でも無情にも子宮口は5cmからちっとも開いておらず、
「出産はまだまだね~」とのこと。
( ̄◇ ̄;)
こんなに痛いのに?
こんなに感覚が短いのに?
「次はお昼ころに確認しに来ますね」とのことでした。
あと1時間半もこのままなの~(T_T)
半泣き状態でした。
この先は、もうただただ痛いだけ。
上半身と下半身が分裂するか、腰が外れちゃうんじゃないかっていう感じでした。
どの態勢をとっても痛みが和らぐこともなく、どんどん痛みは増す一方。
お恥ずかしながら陣痛のたびに「いだいいだいいだいいだいよぉぉぉーーー」と叫ぶ始末^^;
これだけはやりたくなかったのに・・・
やっとこお昼になって助産師さんが状況を確認しに来てくれました。
それでもやっぱり子宮口は開きません(´;ω;`)
次は2時間後に先生が診察するとさ。
もうこの2時間が長いったらありゃしない。
永遠に2時間が経たないんじゃないかと思うくらいでした。
何度も時計を確認したけど、止まっているとしか思えない。
まったく時計が進まないんです!
もちろん時計が壊れているわけでも時間が止まっているわけでもないので、なんとか2時間が過ぎました。
こんだけ陣痛が続いてるんだから、子宮口開いてるっしょ!?
と思ったのに・・・残念ながらそれでもやっぱり開きません(´;ω;`)
ここで先生より。
「あと2時間頑張っても子宮口が開かないなら、帝王切開にしましょう」
・・・・(・◇・。)?
テイオウセッカイ?
いや、全く想定していなかったわけではないですよ。
でもここまで陣痛に耐えてきたのに、帝王切開ってそりゃないよ~
でも待て待て。まだあと2時間もこの痛みに耐えなきゃいけないの?
丸々2日かかって5cmしか開いていないのに、あと2時間でその倍開くとはとてもじゃないけど思えない!
そこで少し考えましたが、助産師さんに懇願することにしました。
「もう無理です!2時間待たずに、このまま帝王切開してくださいっ!」
そうしたら先生と相談してくれて、本当に良いならそうしましょうということに。
でも手続きが必要だし、診察もあるからすぐに手術はできない、結局あと2時間くらいは手術ができないそうで。
「じゃあ・・・せ、せめて促進剤だけでも・・・止め・・・て・・・」
もうここまでくると話すのも辛くなっていました。
なんとか陣痛促進剤の投与は終わりましたが、すぐに陣痛の痛みが引くわけではありません。
そこから10~15分くらいはMax痛みが続きました。
少し痛みが和らいだなぁと思ったら、その矢先に今度は強烈な吐き気に襲われました。
助産師さんを呼んで、袋をもらいそこで2回ほど・・・
しんどかったです。
その後やっと陣痛の間隔が広がり、痛み自体もMax陣痛から比べると1/2くらいまで軽減されました。
それでも生理痛の10倍以上の威力はありましたけどね。
帝王切開
帝王切開することに決まっても、そう簡単にお腹を切ってはくれません。
まず家族が同意書にサインしなければならないとのこと。
私には旦那もいないし、両親も駆けつけてサインができる状況ではないので頼りは妹でした。
そこでまだまだ陣痛促進剤が効いている中、妹に連絡。ちょうど病院に向かってるところでした。
もう説明する力も残っていなかったので、「早く・・・ナース・・・セン・・・ターへ・・・」というのが精一杯でした。
何事かと思った妹が急いで駆けつけてくれました。
私はまだまだ陣痛と戦っていたのですが、そんな中助産師さんが
「縦にしますか?横にしますか?」となにやら紙を見せてくれながら聞いてきました。
なんのこっちゃい?こんな時に!
どうやら帝王切開でお腹を切る報告を縦・横どっちにするかっていうお話だそうで。
もうその時は正直どっちでもええわーーーーって感じでした。
でも横の方が傷口が目立ちにくいって言われたので、「じゃあ横で」とお願いしました。
それからしばらくして分娩室へ。もちろん徒歩で。
陣痛の痛みは収まってきていましたが、まだまだ苦しい。
分娩台にあがるのは一苦労でした。
それからすぐに下半身麻酔の注射を腰に打つとのことで横向きに。
「痛いかもしれませんが、動かないでくださいねー」とのことでした。
でもMax陣痛を6時間以上味わっていたので、正直全く痛くありませんでした。
ちょっと腰が重いなぁって思うくらい。チクっという注射の痛みもありませんでした。
痛みに慣れすぎてて、感じなかっただけかもしれませんが。
それからすぐに陣痛の痛みは全く感じなくなりました。
ついでに下半身の間隔も全くなくなりました。
やっと痛みからの解放ですヽ(*´∇`)ノ
その後すぐに手術が始まりましたが、もちろん全くなにも感じません。
でも先生が「出ますよ~」と声かけてくれたときは、なんとなく不思議な感覚になりました。
痛いわけではないですが、お腹が軽くなった感じというか。
はっきりとは見えませんでしたが、先生が赤ちゃんを抱えているのを見て、さらに不思議な感覚になりました。
「本当にお腹の中にいたんだね、やっと会えたね、ありがとう」
いろんな気持ちがぐちゃぐちゃで、自然と涙が出てきました。
娘にやっと会うことができて、無事に産まれてきてくれてほっとしたのが一番かな。
娘の顔を見せてもらった後は、眠らされたのでその後のことはわかりません。
分娩室から病室に運ばれるのをぼんやりと覚えてはいます。
病室で目覚めた時は、母親になれたという喜びと、やっと出産が終わった安堵感でいっぱいでした。
出産後も痛みオンパレード
出産後の痛みに関しては、事前に覚悟はしていました。
いわゆる後陣痛というやつですね。
でもさんざん痛みと戦ってきたので、怖くもなんともありませんでした。
そう・・・最初のうちは。
出産後の痛みに襲われたのは、恐らく麻酔が切れた夜22時頃。
お腹の中が痛いのか、傷口が痛いのか、腰が痛いのかわからないくらい。
とにかくお腹回り全体が痛い!しかも動けない・・・
後から知ったのですが、このときお腹の上には動かないように重りみたいなものが乗っていたのです。
さらに導尿もされていましたので、動けなくて当然でした。
どうにもこうにもできなくて、ナースコール!
そうしたら、痛み止め(座薬)を入れてくれました。
1時間くらいで効いてくるとのこと。
もっと早くナースコールすればよかった(´・ω・`)
その後2~3日は、痛み止めのお世話に。
でも痛み止めが効いても、痛みが全くなくなるわけではなくあくまでも軽減されるだけです。
でも痛いといって動かないでいると良くならないので、翌日から歩く練習は始めました。
最初は起き上がるのも、立ち上がるのさえつらい。
そして傷口が怖くて、まっすぐ立てない。
なので移動式のベビーベッドを杖代わりに少しずつ歩く練習をしました。
新生児室までの片道約5mくらいがとんでもなく長い道のりに思えました。
でもたとえガラス越しだとしても、娘と会いたくてがんばりました。
痛みをほとんど感じなくなったのは、出産1か月後くらいだったと思います。
最後に・・・
先生からかなりの難産と太鼓判を押されるくらい大変な出産でしたが、本当に辛かったのは出産当日の7時間くらいでした。
この7時間は出産前に本当に母親になれるのか試された最後の時間だった気がします。
これほどの痛みを乗り越えられたんだから、きっと私でもちゃんと母親になれるぞ~という自信になりました^^
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